猫バンバンとは猫の安全を守る取り組みの一環として行われている行為です。
そこで、猫バンバンとはどういった行為なのかと方法についてを調べました。
【猫バンバンとは？】
猫は寒い季節になると猫が自動車のボンネットやタイヤの間に入り込んで暖をとることが多くなります。
猫がボンネットやタイヤの間にいるのに気付かず、車を発車させてしまうことで死亡させてしまう事故が増えています。
そういった事故を防ぐために車に乗る前にボンネットをバンバンと叩く行為を「猫バンバン」と呼んでいます。
車の出発前にボンネットをバンバンと叩いて猫がいないことを確かめる動作を行います。
【なぜ、猫はボンネットに入ってしまうのか】
鍵をかけていればボンネットも閉めるのでどうして猫が入ることができるのか思いますが、ボンネットには冷却のために小さな穴があいていて、穴の大きさは車種によって異なりますが、猫が入るのに十分な大きさとなっているのです。
猫は敵や獲物に見つからないように身を隠す習性があり、狭い場所は猫にとって安全な場所と認識しています。
なので、寒い時期に暖をとる場所としてボンネットやタイヤの上などの狭い場所に入り込んでしまいます。
また、タイヤの隙間を伝ってエンジンルームに入ってくる場合もあり、気付かずにエンジンをかけてしまうベルトやベルトがかかる滑車部分の部品がエンジンをかけた同時に回転して猫が挟まれてしまいます。
【猫バンバンのやり方】
ただボンネットを叩いただけだと猫が奥に隠れてしまうことがあるので、車のボンネットの部分を軽く叩いて、タイヤの上に猫がいないか確認し、ボンネットを開けて猫が隠れていないかをチェックしましょう。
最後にボンネットを開けて確かめることで奥に入り込んでしまった場合に発見できます。
エンジンをかける前にボンネットの部分を軽くバンバンと叩いて、車体を軽く揺らしたり、ちょっとドアを強く開けたり閉めたりすることで猫が音に反応して逃げていきます。
【猫バンバンの必要性】
猫は寒い季節になると暖かい場所を求めて彷徨い、自動車のボンネットの中のエンジンルームやタイヤの隙間といった雨風や寒さをしのげるポイントを見つけます。
猫は人目がつかない狭いところや囲われた空間を好むのでボンネットやタイヤの上や隙間は格好の暖まり場所となるのです。
猫は暖まり場所を見つけるとそのまま眠ってしまい、車を運転する人はまさか猫がいるなんて思っていないので気付かずにエンジンをかけてしまい、猫が巻き込まれてしまう事故が起こってしまう背景につながります。
そこで、車のエンジンをかける前にボンネットを叩いて、車の下やタイヤの隙間に猫がいないかを確認する「猫バンバン」を行うことで、危ないと猫に知らせることが出来ます。
猫バンバンを知っておくことで、事故を防ぐきっかけにもなります。
猫に気付かずに急にエンジンをかけてしまうとパニック状態になり、パニックに陥った猫が暴れてしまいます。
暴れた猫がベルトの回転部分に挟まれてしまうという事故につながってしまうので、エンジンをかける前や発車の前に猫バンバンを１度はやるように呼びかける運動が増えてきています。
【猫バンバンを行う際の注意点】
猫バンバンは叩きすぎるとかえって逆効果です。
あまり強くバンバンと叩くと、猫が音にビックリしてしまいもっと奥への入り込んでしまうことがあるからです。
叩く際は優しく行うのがポイントです。
また、子猫の場合エンジンルームに潜り込むとなかなか外に出られなくなるケースもあります。
もし奥まで入り込んでしまって取り出すのが難しい場合は救助隊や業者の方を呼んで対応してもらうことをおススメします。
バンバン叩き続けることで猫ちゃんがますます外に出られなくなってしまうこともあるので、無理な場合は業者に救助を頼む方が安全です。
猫の鳴き声がしたり、何か物音を感じた場合はすぐにボンネットを開けてエンジンルームを確認するようにしましょう。
猫が多い地域や猫が入り込みやすい野外に長時間駐車する場合はエンジンをかける前に猫バンバンを行ったり、猫がいないか確認をするのを忘れないようにすると良いです。
【冬だけでなく夏も猫バンバンが必要？】
寒くなると猫たちが車のエンジンルームやタイヤの間に入ることがあるので冬に行うのが効果的ですが、実は夏の暑い時期でも車の中に入ってしまうことがあります。
エンジンルームには穴があいているので暑さをしのぐために入ることも事例として挙がっているので、夏も猫がエンジンルームやタイヤの隙間、車の下や間にいないかを確認し、注意が必要と言えます。
日差しを避けるために車の下に入り込んでしまう猫もいるので、夏でも発車の際に猫を巻き込む事故や車の故障につながるケースもあるので、夏も発車前の猫バンバンをおススメしています。
猫バンバンは一見すると猫ちゃんがビックリしてしまう行為なのではと思ってしまいますが、実は猫を危険から守ってくれる役目があることが分かります。
特に寒い時期は猫がボンネットやエンジンルーム、タイヤの上や隙間などの狭い空間で暖をとります。
猫がいることに気付かずにエンジンをかけて悲惨な事故に巻き込まれてしまうことを防ぎ、猫の安全を守るためにも猫バンバンを取り入れることが大切です。
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