猫のおしっこってなかなかに「臭い」ですよね?
一生懸命おしっこに砂をかけている仕草はかわいいですが「人間よりも臭いんじゃないの??」と思えるくらいの立派な匂いを周囲にまき散らします(かわいいですが)
ここでは猫のおしっこの匂いを消すにはどうしたら良いのかについて紹介していきます。
猫のおしっこの匂いの特徴や消し方を知っておけば、匂いによるトラブルや悩みも減らせますよ。
猫のおしっこってどんな匂い?猫のおしっこの特徴
猫は他の動物よりも尿の匂いが強い特性を持っています。
匂いの特徴として香ばしいような、ツンとした匂いがします。特に、去勢していないオス猫は去勢した猫と比較して尿中に含まれる成分が高いので、尿の匂いがより強い傾向があります。
おしっこの匂いによっては病気の可能性も?!
明らかに猫ちゃんのおしっこが臭いと感じる場合は病気の可能性も考えられますので気をつけましょう。
疑うべき病気のひとつ目は「細菌性膀胱炎」です。
これは膀胱内に細菌が侵入して膀胱が炎症を起こす症状です。おしっこの臭いがアンモニア臭でツンとした匂いになり、悪化するとおしっこに白い膿のかけらが混ざって全体的に白く濁る状態になるケースがあります。
頻尿や血尿がでる、トイレ以外の場所で排尿してしまう、元気がなかったり食欲が低下してるという症状が出た場合は、迷わず病院に連れて行ってあげるのが賢明です。
ふたつ目の病気は「糖尿病」です。
糖尿病は人間にも起こりますが、膵臓から分泌されるインスリンの量が減り、臓器がうまく働かなくなることで糖を上手く取り込めなくなる症状です。これにより血中の糖が増えてしまうことで糖尿病を引き起こしてしまいます。
急におしっこの量が増えた、急に大量の水を飲むようになったなどの場合は注意しましょう。
糖尿病のおしっこの匂いとしては、リンゴが腐ったような甘ずっぱい臭いがするのが特徴です。同時に口臭も同じような匂いがすることがあります。
嘔吐、毛の艶が悪い、食欲低下、元気がないといった症状も見られます。
おしっこのトラブルは重大な病気に繋がる可能性があるので、普段からできるだけ注意してあげてくださいね。
猫のおしっこの匂いの消すのに役立つアイテムをご紹介
では、部屋中に蔓延するおしっこの臭いに対処するにはどうすればよいでしょうか?
おしっこをした場所にもよりますが、中性洗剤やアルコールで拭き取り、【カンファペット】などのペット用消臭スプレーをすれば大抵の匂いは消すことができます。
ペットが舐めても安心な消臭スプレーが「カンファペット」です⬇⬇
参考 「東京都ベンチャー技術大賞 奨励賞」受賞!500社以上で使われる消臭剤カンファペットしかし、それでもおしっこの匂いが取れない場合もあります。
おしっこの匂いがなかなか取れない場合は熱湯が効果的です。熱湯がおしっこの匂いを分解してくれるので、驚くほどに臭いを取り去ってくれます。
おしっこを拭き取った後に熱湯をかけて、温度が少し下がったら雑巾で水分を拭き取ってあげればおしっこのきつい匂いを解消できます。
熱湯がかけられない場所や家具などにおしっこがかかってしまった場合は、漂白剤を水で薄めてタオルを浸して、固く絞って拭き取ります。
漂白剤にはおしっこに含まれているアンモニアを中和させる働きがあるのでおしっこの匂いを消す効果も期待できます。
漂白剤は拭き残した場合が心配なのでちょっと…という方にはスチームクリーナーがおすすめです。
猫は尿の匂いが少しでも残ってしまうと、再び同じ場所でおしっこしてしまうことがあるので、尿がついてしまった床や壁、カーペットなどはよく洗浄して匂いを消しておく必要があります。
柑橘系の臭いは猫のおしっこの匂い消しにおススメです。
また、これは実際ウチでも活用しているのですが、日常的なペット臭を消すにはオゾン発生器がおすすめです。
意外とコンパクトな見た目ですが、消臭に特化しているだけあって、ヘタな空気清浄機の消臭機能よりも消臭効果は抜群です。
猫のオシッコ臭って結構「ウっ」ってなる臭いなのですが、30分から1時間もすれば、その匂いが消えてしまうんです!
ただしオゾン臭(プールの塩素のような匂い)がすこ~し漂うのでニガテな人もいるかもしれませんが、個人的には猫のおしっこの臭いの方が強烈ですねw
特にペット臭は自然にはなかなか消えてくれないので、日常的なペットの臭いにお悩みの方には特にオススメですよ。
服やカーテンについたおしっこ臭の消し方
まずは、タオルなどでよく叩いて拭き取ります。こするように拭いてしまうとおしっこが余計に染み込み、匂いを強めてしまいます。
叩いておしっこを雑巾に吸い取らせるようにしましょう。服やカーテンなど洗濯できるものは酵素系漂白剤で洗濯します。
おしっこがかかった部分に酵素系漂白剤の原液を塗り込み、ぬるま湯に酵素系漂白剤を入れたバケツを用意して30分ほど漬け置き洗いをします。
漬け置きしたら、漂白剤を流さずにそのまま洗濯機で洗濯して匂いを取ります。
壁やカーペットにおしっこがついてしまった場合の匂い消し
雑巾やタオルでよく叩いておしっこの匂いを染み込ませてから、お酢を水で薄めたものをスプレーします。
お酢50mlに対して水200mlので薄めてスプレー容器に入れて、おしっこで汚れてしまった部分に拭きかけます。より匂いを消すためには少し多めに拭きかけるのがポイントです。
次は消毒用アルコールで消毒をして、ドライヤーを使って乾燥させます。きちんと乾燥させることでおしっこの匂いもお酢の匂いを消すことができます。
猫のトイレ自体におしっこ臭がする場合
猫のトイレそのものにおしっこの臭がするときはトイレごと洗ってしまいます。
トイレを丸洗いすれば匂いは解消されますが、それでもおしっこ臭が気になる場合はトイレのシートや猫砂をこまめに取り替えてあげましょう。
猫砂やシートを取り替える頻度が少なかったり、掃除をしなかったりするとトイレにおしっこの匂いがつきやすくなります。おしっこの匂いを抑えるためにはこまめな掃除が一番です。猫砂には色々な素材がありますが、おしっこの匂いに効果的な猫砂は木材系を選ぶのがおススメです。
木材系の猫砂は消臭効果が高いので、猫砂を変えることで気になる臭いを抑えることができるかもしれません。
猫ちゃんがうっかり粗相してしまうことはあります。その際に消臭方法を知っておけば、もし粗相してしまっても慌てずに対処できます。
おしっこの匂いが病気と繋がっている可能性もあるので、いつもと違う匂いがすると感じたり、おしっこが濁っていたりなどの症状が見られたら、とりあえず病院を受診してあげることをおススメします。
猫トイレの選び方について書いた記事もあります
猫トイレの選び方は?種類は?臭わず散らからないオススメの猫トイレ&オシャレ猫トイレ
飼い主さん
たくさん買って試しました🎵
ねこ