猫のしっぽがクルクルっと内側に丸まってることってありますよね?
ときには猫のしっぽが両足のあいだに挟みこまれているときもあります。
こういった状態のとき、猫ちゃんはどういう心境なのでしょうか?
猫の尻尾が丸まっているケース①『平常心』
猫自身がまっすぐ座っている状態で、猫のしっぽがまるでコードを巻きとるように綺麗に収納されている場合は『平常心』です。
猫ちゃんにとってはとても「フツー」の気持ちであり、人間で言えばおとなしく座っているような状態ですね。
すこし「ボーッと」しているような状態なのかもしれません。
猫の尻尾が丸まっているケース②『仲良くしたいけどちょっと不安』
写真でいえば左側の猫ちゃんのように、しっぽが立ちながらも少しくねっと曲がった状態のようであれば、『仲良くしたいけどちょっと不安』という状態です。
例えば初対面の猫ちゃんなどで「なんか優しくしてくれそうだけど、初対面はちょっとコワイにゃ…」という場合、友好的な態度のしっぽ(垂直に直立)しながらくねくねっとしっぽが揺れたり曲がったりします。
猫の尻尾が丸まっているケース③『ラブ』
②の「仲良くなりたいけどちょっと不安…」という状態から、より「ラブ」な感情が強い場合は、しっぽが「?」のような形になったまま、相手の目をじっと見つめたり、「スリスリ」「鼻ツンツン」などの合わせ技を繰り出します。
これは親密度MAXの状態で、猫ちゃんからかなり愛されている証拠ですね。
猫の尻尾が丸まっているケース④『服従・恐怖』
猫ちゃんのしっぽが内側に丸まっている場合は「怯え」や「恐怖」「服従」の状態です。
同時にしっぽがボワっとなっている場合は、怯えや恐怖の中にも攻撃的な要素もあり、猫同士のケンカでよく見られる姿勢です。
さらに尻尾が足の間にはさまれるほど内側に回り込んでいて、耳も左右にペタンとなっている場合は「服従」の姿勢です。
相手を威嚇しつつも「もうかなわないニャ…」となった場合などでこの姿勢をとります。
すぐに攻撃できそうな態勢をとっていても尻尾は怯えて縮こまっている…ということで、お互い虚勢をはっていても、見ただけでその猫が勝ってるのか負けてるのかがわかってしまいます。
猫の場合「尻尾は口ほどに物を言う」といった感じですね。
猫の尻尾は猫ちゃんの感情に「最も正直」な部分
猫ちゃんの「尻尾」は最も感情が表れやすい部分です。
「嬉しい」「悲しい」「怖い」「びっくり」など、猫ちゃんの感情に合わせてしっぽは様々に動くので、私たちからも「いま猫ちゃんがどんな気持ちなのか」を読み取ることができます。
しっぽを観察することで猫ちゃんの微妙なこころの動きを理解してあげてくださいね。
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