猫ちゃんと暮らしていると「カプっ」とかみつかれる事ってありませんか?
「えっ、私のことキライなの?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。猫ちゃんは嫌いになってませんよ。むしろ愛情を表現しているのです。
猫ちゃんが噛んでくるのはいくつか理由がありますので、ここでご紹介していきます。
猫が飼い主を噛む理由①『かまってほしい』
朝起きたとき(というか早朝…)に猫ちゃんに噛まれることはありませんか?
私は鼻を早朝に噛まれたことがあります。。
本気噛みじゃなくて「甘噛み」なので痛い!というよりはびっくり!とう感じなのですが、突然なのでおどろいてしまいます。
猫が甘噛みするときは「かまって」や「撫でて」「おなか空いた」などのメッセージを伝えるコミュニケーションの手段である場合があります。
この場合はまともに相手をしてしまうと「噛めばお願いを叶えてくれる」と学習してしまうことにもなるので、難しい所ですが「おなかが空いた」以外は答えてあげてもいいんではないでしょうか。
おなかが空く度に毎回噛まれるのはイヤですからね。
猫が飼い主を噛む理由②『触らないで!』
猫ちゃんを撫でていたら突然噛まれることもあります。
この場合は「触らないで」だったり「そこはイヤ!」という主張だったりします。
触って!と触らないで!が同じ動作というのも自己中っぷりが半端ないんですが、猫様だから許しちゃいます。笑
ただしケガや病気が原因により「触らないで!」と噛む場合があります。これは痛かったり気持ち悪かったりするので抵抗しているんです。
そんな場合は病院に行く必要があります。
なにか普段とは違うなという場所で抵抗したり、噛んでくる場合は注意深く観察してあげてください。
健康な猫ちゃんでも「おなか」「後ろ足」「耳」「おしり」は嫌がる猫ちゃんが多いです。
猫が飼い主を噛む理由③『もっと遊んで』
もっと遊んでほしい!というときにも猫ちゃんは「ガブリ」をしてきます。
一緒にねこじゃらしなどで遊んでいるときに気持ちが高ぶって噛んできたりもします。
この場合は「もっと遊んで」というリクエストなので、飽きるまで遊んであげましょう。
遊びは室内飼いの猫ちゃんのストレス解消にも大いに役立ちます。
子猫の甘噛みは少し注意が必要
子猫時代の「ガブリ」はとってもカワイイんですが、子猫時代の噛みつきは注意が必要です。
特にペットショップなどで購入した猫ちゃんなどは、自分以外の猫(親含む)とあまり触れあった経験がありません。
本来は子猫が兄弟などの他の猫とケンカしたりじゃれ合ったりして「噛む加減」を覚えていくのですが、販売されることが前提の猫ちゃんはその過程を経ていません。
そういった猫ちゃんの子猫時代の「ガブリ」は甘噛みであるのか本気噛みであるのか、猫ちゃん自身がコントロールできていない可能性があります。
子猫だと噛む力が弱いので人間は甘噛みだと思って気づかない場合が多いのですが、カワイイからといって安易に手を噛ませていると子猫が大きくなったときに痛い思いをすることになります。
猫ちゃんの本気噛みと甘噛みは力が全然違うんですよね。
本気噛みは獲物を咀嚼するためのものですから、小動物の骨を砕くほどの力があります。大きくなって加減を知らずに甘噛みされたらほんともう大変です。
子猫時代の甘噛み癖を成猫になってから治すのはとても大変なので、子猫がカワイイからといって自分の手を噛ませるのは控えておいた方が良いでしょう。
猫の噛む行為は『愛情表現』の場合が多い
こうしてみると、猫ちゃんの「噛む行為」は憎しみよりも、むしろ愛情表現のコミュニケーションだといえます。
猫ちゃんと人間がコミュニケーションを取れる方法は決して多くはないので、猫ちゃんに噛まれたら怒ったりやめさせたりするのではなく(もちろん痛い場合を除く)「なにを伝えたいのかな?」と一旦考えてみてあげてください。
猫ちゃんが一生懸命、飼い主に何かを伝えようとしている行為のひとつが「噛む」行為ですので、噛むことの意味を理解してあげることによって、猫ちゃんへの愛情もより深まると思います。
ちなみに私は猫ちゃんの食事中に誤って指を出してしまい「本気噛み」されたことがあります。。これはケガにはなりませんでしたが皮膚に穴が空きそうになり、かなり痛かったのを覚えています。
そのことからも飼い主さんを噛む行為はほとんどが「甘噛み」で、猫ちゃんからのメッセージなんだと覚えておいてくださいね。